ご購入商品へのお問合せはこちら
パエリアとリゾットの違いは何? 本場の鍋に驚いたクリーミーパエリア
パエリアとは何だ?
両側に取っ手がついた平底の、独特な浅い鍋で炊き上げた米が「パエリア」だと疑いもなく信じてたが…
私の定義は間違いだと言うかのようなパエリアに出会った。
深いパエリア鍋の登場、それはまるで土鍋
バルセロナ Escriba(エスクリバ)のパエリア。
“Creamy rice with octopus(タコのクリーミーパエリア)”は土鍋のようなもので登場したので、心がざわついた。
これはリゾットじゃないのか? リゾットとパエリアは何が違のよ?
XIRINGUITO Escribà(チリンギート エスクリバ)
この土鍋パエリアを出してきたのが、東京にもあるパエリア専門店。
日本にある専門店というと私はまずここを思い浮かべる。
1992 年 スペイン・バルセロナにオープンした「XIRINGUITO Escribà( チリンギート エスクリバ)」は、25 年以上地元の人に愛され続けている、バルセロナで一番美味しいパエリアを提供するシーフードレストラン…
XIRINGUITO Escribà
本店は地中海の青い海の真ん前。
中心地からタクシーで行ってもさほど遠くない。
開放的な店内、客の出入りも多い。
シーフード料理には打ってつけのロケーション。
バルセロナ到着後は既に、イカ墨、シーフードMIXをクリア。
だから、少し違う路線らしき「クリーミーパエリア」を選んだ。
理想のパエリアとは?
私の理想は、具は多過ぎなくていい。
米が鍋に薄ぅーく広がって、鍋肌で米がチリチリと音を出し始めた、焦げるか焦げないかのギリッギリな仕上がり…
バルセロナで食べて旨いぞっ!!! とニヤけるのは大抵こういう感じ。
本場はどこも旨いかといえば、違う。
1度目のバルセロナの初パエリアは、日本で食べるよりもはるかに不味かった。
高いフラメンコショーを申し込んだのにサマータイムでガイドとの待ち合わせに失敗し(日本代理店の対応が最悪、返金もなく未だ腹立たしい)、気が荒ぶってたこともあり…
観光客向けの看板がある街角の店(←これが間違いらしい)に飛び込んでしまった
具材も米もパエリア鍋にたっぷり入ってた。
この最悪の真逆が、理想と判断できる知識となったので、良い経験だった(と思うことにしてる)。
自分で作るときはこの理想を目指す。
しっかりとスープを含み、味わい深いパエリアレシピ…
あれこれ試しているが、まだファイナルアンサーには辿り着けてはいない。
クリーミーパエリアって何?
そこに「クリーミー」という新ワード登場…
クリーミー=ベシャメルのようなグラタン的濃厚さを想像したが、実物は「汁っけの多いリゾット」に近かった。
帰国後、クリーミーパエリア(creamy paella)をぐぐった。
数個のレシピはヒットしてもポピュラーではなく、あちこちで食べれるモノではない模様。
ん? あらやだ、ピザーラにクリーミーパエリアあるわ笑
ピザ屋提供なだけに、チーズや具がたっぷりらしい。
これはこれで「ピザとの違いは?」という新しい疑問が爆誕してしまう… 見なかったことにしよう苦笑
パエリアもリゾットも、作り方は同じ
どちらにしても『生米を炒めて → スープで炊き上げる』工程は同じ.
スペインで食べればパエリア、イタリアで食べればリゾット、地域で定義づけるべき?
でもそれだと、次の目的地サンセバスチャンに「フォアグラのリゾット」があったので、また定義が崩れてしまう。
ちなみにフランスのピラフも作る工程は同じだが、最後に水分を飛ばしてチャーハンに近づくので、これは迷う心配なし。
クリーミーパエリアのお味は…
さて。汁気の多いクリーミーパエリアのお味は…
海老の濃い出汁をしっかり吸って、初めは柔らかく、食べ進めるうちに熱々鍋の中で少しづつ水分が飛び、普通のパエリアに進化した。
美しいバルセロナの青い海を眺めつつ「パエリアとは何なんだ?」と会話が尽きない問題作…
とても美味しゅうございました♡
もうよく解らないので
パエリア鍋に乗ったものをパエリア
と変わらず定義しておく
Escribaのパエリアは渋谷でも食べられる!
この店は渋谷にもある。
なぜわざわざ、タクシー飛ばしたかといえば…
コロナ直前まで住んだマンションの目と鼻の先だったのに、行かずに引っ越しちゃって…
案外、いつでも行けると思うと行かないもの。
結局バルセロナでも、シグネチャーな「エスクリバ・パエリア」は食べられなかったので、次こそ渋谷へ行ってみるつもり。
XIRINGUITO Escriba(渋谷ストリーム)
ぜひ感想をお願いしますッ♡